研究組織紹介

A01計画班:細胞内3D環境のマルごとシングルショット計測技術の開発と応用
研究代表者:杉 拓磨(広島大学大学院統合生命科学研究科)(HP

本計画研究では1)細胞内3D環境をマルごとシングルショット計測する ライトフィールド蛍光寿命イメージング法(LF-FLIM)の開発(計画1:技術開発)、2)蛍光粒子と線虫C. elegansの自家蛍光を対象とした技術検証(計画2:技術検証)、3)LF-FLIMを用い、佐藤の有するPrdm13陽性神経の細胞内3D環境の蛍光寿命イメージング(計画3:技術応用)を達成目標とする。

A02計画班:心身相関現象の脳内in vivo 4D 可視化技術開発と生物応用
研究代表者:片岡 直也(名古屋大学医学系研究科)(HP

本研究計画では、ストレス負荷時の若齢から老齢マウスの脳内神経ネ ットワークの比較と体温などの末梢生理機能データから生物の機能低下ポイントを明らかにすることを目的とし、1)低侵襲網羅的神経ネットワークと末梢生理機能同時記録法の確立と、2)非侵襲 in vivo 4D 神経ネットワークイメージング技術(FL-in vivo 4D NIS)の開発を行う。さらに、3)佐藤と共に Prdm13陽性細胞とストレス関連神経核とのネットワークイメージング解析を行い、機能低下とPrdm13 活動の相関関係を明らかにする。

A03計画班:マクロ4Dイメージング技術開発による植物老化―免疫相関分子機構の解析
研究代表者:別役 重之(龍谷大学農学部)(HP

本研究計画では、動植物での個体レベルでの包括的な老化現象理解を目的に、1)個体レベルでのマクロイメージングを可能とする技術(LF-4Dマクロ)を開発し、2)植物特異的な老化現象である免疫系機能向上の分子機構を、佐藤との連携で動植物のアナロジーをベースにLF-4Dマクロを用いて調査し、動植物での老化の分子機構の共通性や差異を検証する。また、3)Prdm13を介した個体レベルでの老化研究へのLF-4Dマクロとの応用利用も検討する。

B01:視床下部神経の機能変化と新規中枢性老化制御機序の探索
研究代表者:佐藤 亜希子(東北大学加齢医学研究所)

本計画研究では1)Prdm13陽性視床下部神経と他脳領域神経のストレス応答性の違いをin vitro実験系で解析、2)Prdm13陽性神経を含む神経ネットワークの機能変化の解析、そして、3)Prdm13構成ドメインが老化制御に関与する可能性を検討する。そして研究領域全体では、新たに開発されるライブイメージング技術を用いて視床下部Prdm13陽性神経もしくは構成ドメインの中枢性の老化寿命制御メカニズムを世界で初めて生きた形で検証する。

評価委員
岡田 清孝 龍谷大学 Ryukoku Extension Center顧問
原 英二 大阪大学 微生物病研究所 教授

文部科学省研究振興局 学術調査官
中司 寛子 千葉大学大学院薬学研究院 准教授
山岸 覚 浜松医科大学 光尖端医学教育研究センター 教授

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